善徳女王 36話#1 徳曼(トンマン)の涙 ユシンの決意

『風月主(プンウォルチュ)になる者は すべての疑いを晴らす義務があります
遺民の多くは ユシン一族の土地にいると
兵部(ピョンブ)の調査で発覚しました
ユシン郎(ラン)遺民が追放されたのは 神の啓示のせいだけではない
復耶会との関係が疑われたためです
なぜ彼らがユシン郎(ラン)の土地にいるのです?
復耶会が活動を始めたとの情報もある ユシン郎(ラン)は伽耶出身です
これらすべてを 説明していただけますか?』

※風月主(プンウォルチュ):花郎(ファラン)の首長

※伽耶:6世紀半ばに滅亡 朝鮮半島南部にあった国

ソルォンの追及に キム・ユシンはだたこう話すだけだった

『彼らは 当家の土地を耕しているだけです

やせ地の者に仕事を与えるのは罪ですか?』

到底 納得がいく答えとは言い難かった

ユシンは ソルォンと2人だけで話す

『不当な扱いです すべて状況証拠に過ぎません』

『そのとおりだ だが どの状況も明白な事実だ
これらの事実を 皆がどう判断するか予想はつくであろう』
『では どうしろと言うのです』
『道を模索しよう そなたが風月主(プンウォルチュ)となり
疑惑も晴らすような方法を探すのだ』

徳曼(トンマン)もまた ミシルに抗議していた

『これは策略です

状況証拠だけで 風月主(プンウォルチュ)になるのを阻止できると?』
『不審な状況があれば 問題にされて当然のこと
ユシン郎(ラン)の潔白を証明できますか?ユシン郎(ラン)を信じますか?』
『……』
『王女様はユシン郎(ラン)を信頼されているのでしょうが
彼を単なる個人と見てはなりません
伽耶とは 伽耶の民とは ユシン郎(ラン)にとって強みであり弱みなのです
ゆえに ユシン郎(ラン)だけではなくユシンの勢力への信頼は別問題
2つを切り離して考えるのも無意味です
ユシン郎(ラン)は伽耶を背負っていく人物です
彼らを犠牲にはできない運命です』
『それで どうしろと言うのです』

同じ答えを ソルォンがユシンに言い渡す

『復耶会の長を始末すればよいのだ』

『私は復耶会の長など存じません』
『知らないかもしれないが 復耶会の長の首を持って来れば
この問題は解決する そうすれば風月主(プンウォルチュ)になる前に
大功を立てることになり風月主(プンウォルチュ)としての立場も
強固なものになるだろう』

ユシンと共に執務室に帰ってきた徳曼(トンマン)を 閼川(アルチョン)が迎える

『王女様 一体どういうことですか

風月主(プンウォルチュ)の最終会議で異議が出るとは!
先日の比才(ピジェ)を見た者ならば 異議など唱えられません
石品郎(ソクプムラン)すら黙っているのに』
『私の出身が問題だ』

答えにくい徳曼(トンマン)に代わって ユシン本人が答える

『伽耶人は風月主(プンウォルチュ)になれないと?』

『以前 伽耶の民を歃良州(サムニャンジュ)に追放した時と同じだ
今度は復耶会に』
『彼らが復耶会のことを知ってるのか?』
『知ってはいないようだ それが目的ではない』
『そうです 私たちは再び罠にはめられたのです』

ミシルの執務室では ソルォンが自信満々に断言する

『身動きが取れないはずです』

『復耶会の長を殺せば伽耶勢力の支持を失う』
『だが潔白を証明せねば風月主(プンウォルチュ)にはなれない』
『伽耶はユシン郎(ラン)に一生ついて回る問題でしょうね』
『宮主(クンジュ)に降伏するのが最も賢明であると悟るべきです』

※宮主(クンジュ):王に仕える後宮を表す称号

『頭は悪くないが生真面目すぎる そんな発想はできないだろう

だから 確実な証拠が1つ必要です』
『伊西(イソ)郡で伝書鳩を飛ばしたソヒョンの部下に伝令を』
『ソヒョンが徐羅伐(ソラボル)に来た時からつけた密偵ですね』
『はい』

※徐羅伐(ソラボル):新羅(シルラ)の首都 現在の慶州(キョンジュ)

『風月主(プンウォルチュ)の最終決定が得られませんでした』

『どういうことだパンソ 理由を説明しろ!』

最終決定会議は形式的な事であり 普通では考えられないことだった

ユシンの父キム・ソヒョンと 母万明(マンミョン)夫人は信じられない表情に

『ユシン様と復耶会の関係が疑われています』

『復耶会?ではユシンが…』
『分かった 下がっていい』

万明(マンミョン)夫人の言葉を遮り 側近を下がらせるソヒョン

『宮殿に行かねばならん 文書は保管してあるな?』

『もう一度確認しておきます』
『くれぐれも用心を』

外で待つ側近に指示を出す

『宮殿へ行く パンソはここで待機を』

『はい』

このパンソこそが ミシルが送り込んだ密偵なのである

文書を大事そうに抱えている万明(マンミョン)夫人を窺うパンソだった

『何だろう』

突然招集された龍華香徒(ヨンファヒャンド)の郎徒(ナンド)たち

目の前にいるのは月夜(ウォルヤ)
目を光らせているのは雪地(ソルチ)だ
整列している郎徒(ナンド)の中に 竹方(チュクパン)と高島(コド)を見つけ
見覚えがあるような…と振り返るが 思い出せない様子
ムンノの名を騙り 儲けていた2人は 砦にも出入りしていたのだ

『ソヒョン公の養子になられた月夜郎(ウォルヤラン)だ ご挨拶を!』

整列した郎徒(ナンド)たちを前に 月夜(ウォルヤ)が話し始める

『ユシン郎(ラン)が風月主(プンウォルチュ)に任命されれば

今後 私が龍華香徒(ヨンファヒャンド)の訓練を指揮する!
風月主(プンウォルチュ)のユシン郎(ラン)を支え
龍華香徒(ヨンファヒャンド)を 徐羅伐(ソラボル)最高の花郎(ファラン)にする』

竹方(チュクパン)と高島(コド)がひそひそ話す

(じゃ 風月主(プンウォルチュ)は確定か?)
(実感が沸いて来たな)

※花郎(ファラン):美しく文武両道に秀でた青年の精鋭集団

……そこへ 大風(テプン)と谷使欣(コクサフン)が走ってくる

『一大事です!』

『大変です!』
『ユシン郎(ラン)が… ユシン郎(ラン)が…』
『風月主(プンウォルチュ)の最終会議で 異議が出されました!!!』
『どうして異議が?』
『復耶会とつながっていると セジュ側が反対したそうです!』

※セジュ:王の印を管理する役職

誰よりもユシンの風月主(プンウォルチュ)就任を望んでいた2人

それが 自分たちとの関係が原因で阻まれるとは…
竹方(チュクパン)と高島(コド)が またひそひそ話す

(どういうことだ?)

(セジュ側の反対なら覆すのは難しいぞ)

この報告は真平(チンピョン)王のもとへ

『それは本当のことか?』

『……』
『いや ユシン郎(ラン)が復耶会と関係あるかどうかは 重要ではない』
『はい 反逆罪は状況証拠で成立してしまう』

答えにくいキム・ソヒョンに 真平(チンピョン)王は配慮し
ヨンチュン公もとりなす

『セジュ側の策略です』

『こんなことになるなら 宝宗(ポジョン)を風月主(プンウォルチュ)に
すべきであった』

マヤ王妃が 徳曼(トンマン)の執務室にやって来る

『母上』

『ユシン郎(ラン)の件で大変でしょう?』
『何か心配事でも?』
『春秋(チュンチュ)が また宮殿の外へ出かけた』
『はい あの子は毎日宮殿を出て 誰とも会おうとしません』
『…余計なことを言ってしまったな あまり焦らないで まだ子供よ
母親の愛もろくに知らずに育ったために あんな子に…』

春秋(チュンチュ)を宮殿の外に連れ出しているのは 美生(ミセン)だ

まずは自室に招き…

『度数は高いですが 二日酔いしない酒です

不老長寿の酒とも呼ばれています いかがです?』
『蓮の香りが 口の中で広がるようです』
『蓮の香り?お目が高いですな!』
『醸造する時に 薬草と 花を茹でた水を混ぜたのかも
もしや スイカズラと菊の花ではないですか?』

後ろで護衛している大男甫(テナムボ)は いけ好かない奴!と睨む

『まだお若いのに 見識が高くていらっしゃる』

『隋にも 花の香りがする酒があります』
『春秋(チュンチュ)公 どうも不吉な予感がします 恐ろしい…』
『というと?』
『我々は出会って日が浅いですが とても気が合うようです アッハッハッハ…
馬にもお乗りになれないとか!実は私もです
その代わり 他の才能に恵まれています 春秋(チュンチュ)公もですよね?』

極上の酒を飲みながら 美生(ミセン)が唸る

『ん~!新旧の世界の境界線に立っている感じというか…

初めてのようで初めてではない風景というか…』
『はい 遠い異国の情熱的に踊る女性のような…』

大男甫(テナムボ)は 上達した音のないため息をつく

美生(ミセン)は さらに春秋(チュンチュ)の近くに座る

『ついに魂の友に巡り会えた 出ましょう』

いよいよ春秋(チュンチュ)を 妓生(キーセン)宿へ連れて行く

美生(ミセン)の合図で 準備されていた女が 言いなりになる

『開けろ』

『笑え』
『回れ』

『どうです』

『均整が…取れていない』
『確かに 目鼻立ちの線が今ひとつ』
『不均衡なものは美しくない』
『そのとおり では次を』

次の女が 春秋(チュンチュ)に笑いかける

『いかがです?』

『…寓話的だ』
『ああなるほど 耳の形がちょっとそうですね』
『非現実的な印象を受けます』
『つまり魅力を感じないと? アハハ… 次を』

また次の女が現れる

今度はこれまでと違い 興味を示したようだ

『こちらは?』

『手を上げてみろ 後ろを向き髪をかき上げるのだ』

春秋(チュンチュ)の反応を見て 美生(ミセン)はいつになく楽しそうだ

翌日 ムンノはユシンを呼びつけた

『最終会議で提議された件は事実か?話してくれ 決して他人には漏らさん

そなたが風月主(プンウォルチュ)になるのが
花郎(ファラン)の意義にかなうと思っている
だが 伽耶の問題は簡単ではない
伽耶の復興活動も 復耶会が関係しているのも事実だ
そなたが遺民を押梁州(アンニャンジュ)の領地に定住させたのか?』

『はい 租税を取らない条件で 土地を分け与えました』

サラリと言いのけるユシンに目を見張るムンノ

『つまり無償で土地を与えたのか?』
『はい』
『それが知れたら 立派な証拠になる なぜだ』
『忠誠を得るためです』
『忠誠?』
『私に従う勢力を作り 新羅(シルラ)で力をつけるためです』

※新羅(シルラ):朝鮮半島南東部から発展し 後に三国を統一

『もう伽耶は復興できません

復興できるとしても 望ましいことだとは思えません
私は新羅(シルラ)で 三韓一統という大業の最前線に立ちます』

※三韓一統:高句麗(コグリョ)百済(ペクチェ)新羅(シルラ)の三国統一

『それが 私と伽耶人 皆が生きる道です

たとえ風月主(プンウォルチュ)になれなくても 私は伽耶を売りません』

一方 毗曇(ピダム)はひとり ムンノの言葉を思い返す

「お前はここに必要ない 一緒に発とう 準備しろ」

「情けない奴め 近道を行けないのが大業だ
それと お前が全力で戦って ユシンに勝てたかどうかは 分からないぞ」

(一緒に発つ? 嫌だね)

毗曇(ピダム)が退室し ムンノはユシンのことを考えていた

(立派な男だが 真っ直ぐすぎて折れてしまうのでは?

諦めることができたなら 降伏することができたなら 私も放浪せずに済んだ
どうすればいいのだ…)

ふたたび トギル寺に来た毗曇(ピダム)

しかし そこには毗曇(ピダム)の欲するものは無くなっていた

「なぜトギル寺に行き あの箱を開けたのだ!!!」

師匠ムンノが持って行ったのか…

ユシンの執務室に 月夜(ウォルヤ)と雪地(ソルチ)が顔を出す

『最終会議での異議の話は聞いた』

『ユシン郎(ラン)
復耶会の長として私を差し出してください それしかありません』

雪地(ソルチ)が神妙な表情で進言する

月夜(ウォルヤ)もまた 同意見を述べる

『月主(プンウォルチュ)をあきらめたら そんなことをしたら!

罪を認めることになる
『計画が台無しになります ご決断ください!』
『それではミシルと同じだ!大きいもののために小さいものを犠牲にしろと?』
『他に方法がない!2つに1つなら犠牲の少ない方を選べ!』
『犠牲を抑えるために捨てる小さいものは
集まれば大きな勢力となり 大業を成し遂げる礎となる!』
『分かっています!しかし今は これしか方法がありません』
『もっと大きいことを考えろ』

ユシンは 徳曼(トンマン) ミシル ソルォンの前で 自分の考えを述べる

『風月主(プンウォルチュ)の座をあきらめます』

『ユシン郎(ラン)!』

徳曼(トンマン)の叫びを無視し

ユシンは ミシルとソルォンに向かって話を続ける

『私が辞退するのをお望みでしょう?』

『それが ユシン郎(ラン)の下した結論ですか?
まことに心のやさしい人ですね』
『宝宗郎(ポジョンラン)を風月主(プンウォルチュ)になさる気でしょう
しかし 皆が納得するでしょうか?』

この言葉に ミシルとソルォンは視線を外してはいられなくなった

『比才(ピジェ)の様子は 皆が見ていた

もし私以外の者が風月主(プンウォルチュ)になれば 納得いくでしょうか』

※比才(ピジェ):腕比べ

宝宗郎(ポジョンラン)は風月主(プンウォルチュ)として
堂々と胸が張れますか?できると言うなら私は身を引きます』

ミシルがニヤリと笑う

『比才(ピジェ)で風月主(プンウォルチュ)の資格を得た私を

状況証拠だけで脱落させる その後どのように収拾なさるのですか』

再びミシルが笑い ソルォンが徳曼(トンマン)の前に書簡を差し出す

それを開き読んだ徳曼(トンマン)は 愕然とする

『これで収拾は可能ですか?』

その書簡とは…!

その頃 万明(マンミョン)夫人が焦って 夫キム・ソヒョンに報告していた

『消えたのです!』

『消えた? 何の話だ』
『思案の末 ムニの部屋に隠しておいた租税の文書が…』

そこへ側近が パンソが急に家族を連れて姿を消したと報告に来る

まさにその書簡を徳曼(トンマン)に差し出し ソルォンが報告する

『押梁州(アンニャンジュ)の伽耶人から租税を取らぬという証書です』

『復耶会と関係のある伽耶人に無償で土地を?』
『ユシン郎(ラン)の意図がどうであれ 復耶会を援助したことになります』

徳曼(トンマン)の執務室

閼川(アルチョン)がユシンに聞く

『どうして証書が彼らの手に渡った』

『盗み出したようだ』
『それだけの証拠があるならば 兵部(ピョンブ)に連行されるはず
なぜそなたと王女様に見せるだけなのだ』

それに答えたのは徳曼(トンマン)だ

『最初から そんな気はなかったようです』

ユシンは 武術比才(ピジェ)の前に ミシルから言われた言葉を思い出す

「まだユシン郎(ラン)を 敵に回したくありません」

『では 彼らの意図は?』

『セジュは ユシン郎(ラン)を手に入れたいのです』
『何ですと?』

(私には とても耐えられない…)

キム・ユシンと徳曼(トンマン)は それぞれの場所で考え抜いた

そしてムンノもまた 考えに考えた末 動き出す

徳曼(トンマン)は 決意を持ってユシンに会いに行く

『ユシン郎(ラン) 復耶会の長として雪地(ソルチ)を差し出しましょう

本人も覚悟しています』
『いけません』
『他に方法がない!』
『雪地(ソルチ)を差し出せば 次はまた誰かを差し出すことに!』
『ええ そうすればいい!』
『王女様!お分かりになりませんか』

徳曼(トンマン)に切々と話すユシンの姿を ムンノが見ている

また ムンノの後ろには毗曇(ピダム)がいた

『雪地(ソルチ)を引き渡せば 復耶会と遺民を関係づけるでしょう
それでも私が折れねば 押梁州(アンニャンジュ)の伽耶遺民に
反乱軍の濡れ衣を着せるでしょう それでも私が折れねば 1人ずつ…
私の民たちが 謀反の疑いで死んでいくのです
私の民を 王女様の民とお考えください
危機に陥るたび ご自分の民を差し出すのですか?』

徳曼(トンマン)は 目の縁を真っ赤にして抗議した

『では私に ユシン郎(ラン)を差し出せと?

口には出さないから ユシン郎(ラン)への思いが小さいとでも?』
『……これは王女様が選ばれた道のはずです
王になる道が 楽だとお思いでしたか?
施しを行い 暴君でなければ 王の務めが果たせるとでも?
王とは 自分を犠牲にしてでも民を守るものです
他国の民たちを殺してでも 自分たちを守る王を民は望む
私はそうしますし 王女様にもそれを求めます』
『でも私は… 私は…』

涙を流す徳曼(トンマン)を真っ直ぐに見つめるユシン

『お1人で… 進むべき道です』

1人になったユシンの前に ムンノが現れる

『そなたに用がある』

ムンノの執務室

『そなたに会いに行き 偶然 話を聞いた

人を得る者が なぜ天下を得られると思う?
得た人々が その者を王にしてくれるからだ
1人で英雄にはなれん 周囲の人々が作り上げる
そなたが王女様に言ったことは正しい 険しいが大義の道だ
しかし 王女様の方法以外にどんな手がある? 答えてみろ

泣き続ける徳曼(トンマン)の部屋に 毗曇(ピダム)がやって来る

すべてを聞いていたはずの毗曇(ピダム)
徳曼(トンマン)の涙に気づき 驚いたふりをする

『どうしました?何かあったんですか?』

『私は… 私は…』
『何ですか』

泣いて言葉にならない徳曼(トンマン)

『ミシルじゃない 私は… ミシルになれない』

『もう… じれったい 何の話ですか』
『ユシン郎(ラン)を… 離したくない
好きなのに… 好きだと伝えられなかった… こんなに… こんなにも…』

少女のような心でむせび泣く徳曼(トンマン)

毗曇(ピダム)は ためらいながらも徳曼(トンマン)の肩をやさしくたたく
トン…トン…と 幼子をあやすように… そして自分までもが涙ぐむ…

ユシンの決意を聞いたムンノは…

『本当にそうするつもりか?』

『はい』

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